お仏壇の中は通常は三段になってい
ます。
●最上段の中央にその家の宗旨の本尊を
安置します。像は木像でも絵像でもかま
いません。その両脇には宗旨で定めてい
る高僧の像や名号の掛軸あるいは先祖の
位牌を置きます。
●位牌を置く上下の順は奥の右が最上位
次いで左、一段下がって右次いで左とな
ります。なお宗旨によって多少の違いが
あります。
●お飾りに必要なものに三具足または五
具足があります。三具足とは香炉・燭台
・花立です。五具足ですと燭台・花立が
それぞれ対になります。三本足の香炉は
一本を前中心にしておきます。三具足ま
たは五具足は宗旨により形が異なる場合
があります。
●仏飯器と茶湯器は中央に置きます。真
宗では絵像のある前にそれぞれ一個ずつ
おきます。
●高月または供笥は一対以上とします。
●灯篭を一対下げます。また宗旨によっ
ては輪灯・ようらくを吊ります。
●リンはどの宗旨も必要で、木魚・しょ
うご・木鉦(もくしょう)などは宗旨に
よって必要です。
●お彼岸・お盆・年忌法要用に仏膳や打
敷が必要です。
お仏壇の道具は平常はお給仕や勤行に
必要なだけ出し、法事のときなどによう
らく・打敷などを華やかにお飾りするよ
うにします。